地域社会の中核を担う若者を育てる。 |
和歌山県立有田中央高等学校 校 長 木本 匡紀 |
和歌山県立有田中央高等学校のホームページをご覧いただきまして、ありがとうございます。
本校は、今年度で創立119周年、来年度には120周年を迎える長い歴史と伝統を誇る学校です。
開校以来、地域の皆様との深い関わりの中で歩を進めてきました。その間、社会状況の変化に伴い、平成9年度に和歌山県立吉備高等学校から和歌山県立有田中央高等学校に改称して総合学科を新設しました。幾多の変遷を経ながらも、地域や社会に貢献できる若者の育成を図り、とりわけ地域の原動力となる人材を輩出してきました。
本校の教育がめざすところは、「地域の中核を担う若者を育てる」です。「若者」とは、
・ 明るい家庭を築き、地域の活性化に貢献する若者
・ 職業人として地域の産業を支え、地域の発展に尽くす若者
・ 地域の行事や活動に参画し、地域のつながりや絆づくりに励む若者
としています。学校においては、「生き方・在り方」が深化した生徒と考えています。
本校の教職員は、生徒が自らの課題と向き合い、その克服に向けての展望や勇気を持ち、「人生をいかに生きるか、社会の中でいかに在るべきか」を考え深化させるべく、積極的にコミュニケーションをとることによって生徒の理解に努め、生徒一人ひとりの適性や能力を把握し、その可能性や成長を信じ、支援・指導に取り組んでいます。
また、生徒たちの成長には他者との関わりが欠かせません。生徒たちは、集団での活動・体験をとおして、価値観の多様性を学び、自らを大切にする心を育てます。そこで本校では、地域社会の皆様と関わる多様な取組を設けて、様々な場面を成長の機会と捉え、きめ細かな支援・指導を行っています。
さらに、日々の学習においては、生徒自身が問題を発見・解決し、対話しながら主体的に学ぶアクティブラーニングにも取り組み、自ら考え・判断・行動する力を育んでいます。
このような教育活動をとおして、「生き方・在り方」が深化した生徒を育てています。その結果、近年では、物事に前向きに取り組もうとする生徒が増え、校内外から高い評価をいただくようになってきました。これからも本校は、教育活動の質的な向上を図り、「学校」・「家庭」・「地域」がしっかりと連携して、より多くの「地域の中核を担う若者」を育てていこうと決意しています。
今後とも、本校の教育活動に関心を持っていただくとともに、より一層のご支援・ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。